巨人・原監督が「ピッチャーらしいピッチャー」と即答した “秋の掘り出し物”

ネット裏で紅白戦を見守った巨人・原監督(東スポWeb)

巨人は23日、ジャイアンツ球場で紅白戦を実施し、3―3の引き分けとなった。

6イニング制の一戦を、原辰徳監督(63)は一軍首脳陣らとともにバックネット裏のスタンドから一軍首脳陣らと見守り「(来年の)2月1日に、これぐらいに近い状態でキャンプを迎えてもらいたいなと思いますね」と満足そうに総括した。

試合に出場したのは、一軍での経験が少ない若手や育成選手が中心となった。その中で印象に残った選手を問われると「育成の木下くん」と即答し「非常にピッチャーらしいピッチャーだなあという感じがしましたね」と評価した。

木下幹也投手(19)は横浜高校から育成ドラフト4位で入団し、今季が1年目の右腕。白組の5番手として6回に登板し、北村を遊ゴロ、平間を左飛、増田陸をカットボールで空振り三振に仕留めた。白組からマウンドに上がった投手では唯一、三者凡退のイニングをつくった。

木下は「原監督が後ろにいることでけっこう気合が入っていて、ここでアピールするしかない」とやる気満々だったといい、支配下登録を勝ち取るべく「球速を上げるためにウエートトレーニングとか、体を強くすること。あとは三振を取れる球種をつくりたい」と意気込んでいた。

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