【新日本・WTL】永田裕志&タイガーが開幕4連敗…崖っぷちも「俺たちの力を東金で見せてやる」

後藤組を追い込んだ永田(左)だが…

新日本プロレス23日川崎大会「ワールドタッグリーグ」公式戦で、永田裕志(53)、タイガーマスク組が後藤洋央紀(42)、YOSHI―HASHI(39)組に敗れ、開幕から4連敗となった。

ジュニア戦士のタイガーとの異色タッグで2年ぶりのWTLに出陣した永田は、序盤から後藤組を攻め立てた。タイガーがYOSHI―HASHIをリバースダブルアームバーで捕らえれば、永田は後藤をナガタロックⅡで絞め上げる。さらにYOSHI―HASHIに対してエクスプロイダーからのタイガードライバーと波状攻撃を仕掛けていった。

だが、タイガースープレックスをYOSHI―HASHIに防がれると、後藤が助太刀に訪れ形勢が一気に逆転。YOSHI―HASHIのバタフライロックこそ永田がカットに成功するものの、タイガーが数的不利の戦いを強いられる。最後は隠し狭間(連携トラースキック)から消灯(合体ボム)で3カウントを奪われてしまった。

試合後の永田は「タイガーと組んで良かったと思う。すごく意思の疎通が合うし、コンビネーションも全部うまくいってる」と内容には手応えを感じながらも、結果が伴わない状況のもどかしさを明かした。早くも4敗目となり優勝決定戦(12月15日、両国)進出へ崖っぷちの状況に立たされた。

次戦は地元の千葉・東金大会のメインで鈴木みのる、TAKAみちのく組と対戦する。ミスターは「星一つ取れないまま東金大会に上陸しなきゃいけないなんて、市民の皆さまにホント申し訳ないけど、でも諦めない。俺たちの力ってもんを、こうなりゃぶっつけ本番で東金アリーナで見せてやる。絶対タイガーには男になってもらう」と、東金の英雄の底力を見せつけることを誓っていた。

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