ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンが、スペイン1部バルセロナの同国代表MFペドリ(18)の〝強奪〟を計画している。
ペドリは欧州における最優秀若手選手に贈られるゴールデンボーイ賞を受賞するなどスペインの至宝として名門で活躍している。
10月にはバルセロナと2026年夏まで契約を延長。契約解除金はクラブ史上最高の1300億円という途方もない額が設定された。
これでは他クラブは手の出しようもないが、敢然とペドリ獲得に名乗りを挙げたのがドイツの雄Bミュンヘンだ。
スペインのテレビ番組「エルチリンギート」は「ルンメニゲ(前CEO)とBミュンヘンは、カナリア諸島のサッカー選手に夢中だ。実際、彼らは冬の市場で獲得を望んでいて、契約を断念していない。1億か1億1000万ユーロ(約143億円)を出す」と報道。来年1月の移籍市場で正式オファーを出す見込みになった。
Bミュンヘンは十分に勝算があるとみている。バルセロナが深刻な財政難にあり、広告契約を見込んでいた暗号資産企業が詐欺事件に巻き込まれるなどスポンサーの獲得も難航。クラブ存続のため資金が必要であり、ペドリの移籍金はノドから手が出るほどほしいと踏んでいるのだ。加えてペドリ側にも現在の4倍となる年俸を提示し、本人の切り崩しも並行して行う構えだ。
スペインの至宝の行方に注目が集まる。