オリックスのラオウ杉本が値千金のシリーズ1号同点弾「まさか入るとは」

同点2ランのラオウ杉本はベンチ前で昇天ポーズを決めた(東スポWeb)

ついにラオウが爆発した。23日の日本シリーズ第3戦(東京ドーム)、2点を追う6回、オリックスの4番・杉本裕太郎外野手(30)がシリーズ第1号となる同点2ランを放った。

1点リードで迎えた5回、3番手・バルガスが四球と味方のミスで3点を奪われヤクルトに逆転された。嫌なムードの漂う6回、先頭・吉田正が左中間二塁打で出塁。ラオウこと杉本に打席が回ってきた。

ツバメ先発・小川の147キロ直球をとらえ、右翼スタンドへ叩き込んだ。背番号99は「少し詰まっていましたし、まさか入るとは思っていなかったので、何とかスタンドまで届いてくれてよかったです!」と目を輝かせた。

4番として打率3割1厘、32本塁打を放ちリーグ優勝に貢献した杉本が、大舞台でも存在感を見せつけた。

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