ヤクルト・高津監督が守護神マクガフに最敬礼 初戦の惨敗も「僕は気にしてないと伝えました」

ファンに笑顔で応えるヤクルト・高津監督(東スポWeb)

日本シリーズ第3戦(23日、東京ドーム)は、ヤクルトが5―4でオリックスに勝利し、対戦成績を2勝1敗と逆転した。

シーソーゲームを制したヤクルト・高津臣吾監督(52)は「一進一退のゲームで、最後にサンタナがよく打ってくれた」と、7回にシリーズ初安打が逆転2ランとなった助っ人を称えた。

継投では第1戦でサヨナラ負けを喫した守護神・マクガフを9回1点リードで再び投入。無失点で切り抜けた右腕に「マクガフがしっかりと締めてくれた」と最敬礼だ。

サヨナラ負けの翌日、指揮官は右腕に話しかけた。「まったく僕は気にしてないと。あなたに任せてるだけですということは伝えました」(高津監督)。揺るぐことのない信頼に右腕が結果で応えた。

これで2勝1敗とチームにとって2001年以来の日本一まで残り2勝となった。高津監督は「1戦1戦丁寧にしっかり戦っていきたい。今までどおりボクたちの野球をするだけ。競って厳しいゲームをなんとかものにしたい」と前を向いた。

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