木下富美子元都議とは似て非なる〝鼻出しマスク議員〟の提訴 ノーマスク論争に一石

木下元都議は大炎上しているが…(東スポWeb)

〝鼻出しマスク〟で話題になった大分県臼杵市の若林純一市議(62)が22日、同市と臼杵市議会を大分地裁に提訴した。市議会でマスク着用を強要されたのは違法だとして、マスク非着用や鼻を出した状態での発言を禁じた措置の取り消し、発言機会を奪われたことに対する損害賠償100万円を求めている。

若林氏は、9月の議会に鼻出しマスク姿で出席し、退席に追い込まれていた。市議会では、不織布マスクで鼻と口を覆うことを申し合わせていたという。辞職勧告決議も可決されていた。

若林氏は今月19日のブログで「市議会がマスクの着用を強制することについて納得がいきません」「納得のいかないマスクの着用には応じられません」と訴えていた。今後もマスクを着用するつもりはなく、議会で発言を認められないことが続くことを踏まえて、提訴に至ったという。

議員として仕事をしたくてもできず、辞職勧告決議も可決されるとは、22日に辞職した木下富美子前東京都議と状況は似ている。ただ木下氏を擁護する声は少なかったが、若林氏には応援する声もあるという。

ノーマスク派の男性は「裁判は歓迎です。シロクロつけてほしいですね」と話した。もっとも司法の判断を待たずとも、マスクを取り巻く環境は変わってきたという。

「あごマスクやノーマスクでも注意されなくなりました。コロナの感染者が減ったこの数か月でマスク警察がいなくなったんですよ」

となると、「いつマスクをやめるか」という話にもなってくる。国際政治学者の三浦瑠麗氏も今月5日、ワクチン接種が進んだこともあり、「人々がマスクを外す段階に来ているのではないか」とツイートした。

前出の男性は「23日の東京都の新規感染者は17人でした。このレベルの数字で年末年始を越えたら、もうノーマスクでいいでしょう」と話しているが、果たしてどうなるか?

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