ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は鈴木誠の移籍先候補に今オフの外野手獲得が課題のメッツを挙げた。すでにマリナーズのディポトGMは獲得に意欲を見せている。
メッツではメジャー通算7年で132本塁打を放っている生え抜きのマイケル・コンフォート外野手(28)がFAになっており、流失危機だ。同電子版はメッツとの再契約は「不可能ではないが、フィリーズとマリナーズが外野手の獲得に力を入れていることから、他球団でいい条件を得るだろう」と予想。また、鈴木誠に関してレンジャーズ、ブレーブスも獲得に興味を示しているようだと伝えた。
コンフォートはメッツから受けた規定額1840万ドル(約21億2000万円)のクオリファイング・オファー(QO)を拒否しており、複数年の大型契約を目指しているのは明らか。一方、同電子版は関係者が見る相場として鈴木誠の契約が「3年から5年で、年平均700万ドル(約8億500万円)から1000万ドル(約11億5000万円)になる可能性がある」という。
また、QOを拒否してFAになっているニック・カステラノス外野手(29)やクリス・テイラー外野手(31)らの獲得には来年のドラフトで全体14番目の指名権を手放すことが強いられるが、その問題は鈴木の獲得には該当しないと指摘した。
メッツの新GMに就任したビリー・エプラー氏(46)は19日(日本時間20日)に行った会見で、先発投手の補強を重要視していることを明かす一方で、「内野も外野も、全体的に層が厚くなるような強化をしたい」と意気込みを語っている。