暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX（地上波9ch）の情報番組「東京インフォメーション」（毎週月―金曜、朝7:15～）。今回は都営大江戸線が小さな子どもと一緒でも安心して電車を利用してもらえるよう編成している「子育て応援スペース」についてや、都の調査するインターネット福祉保健モニターアンケート「児童虐待」についての結果を紹介しました。
◆「子育て応援スペース」に新デザイン
都営大江戸線の「子育て応援スペース」設置車両が、新しいデザインも登場し、編成を増やして運行しています。
都営大江戸線は、小さな子どもと一緒でも安心して気兼ねなく電車を利用してもらえるよう、2019年7月から、ベビーカーなどの利用に便利な「子育て応援スペース」を、8両編成の3号車と6号車に設置した車両を、7編成運行して、子育て世代の家庭の移動を応援しています。
その「子育て応援スペース」は、9月末から、「きかんしゃトーマス」に加えて、「ぐるんぱのようちえん」による新しいデザインが登場しています。
「ぐるんぱのようちえん」は、1965年に福音館書店の月刊誌「こどものとも」に登場して以来、半世紀以上が経った今も子どもに人気のロングセラー絵本です。
「ぐるんぱのようちえん」で装飾された車両が2編成、追加されたことで、都営大江戸線の「子育て応援スペース」が設置された車両は、合わせて9編成となり、本数も増やして運行しています。
なお、「子育て応援スペース」は、小さな子どもを連れた乗客だけでなく、高齢の方や、車いすを利用している方など、誰でも乗車できるスペースです。
◆福祉保健モニターアンケート
都は、インターネット福祉保健モニターアンケートの結果を公表しました。
今回の調査は、「児童虐待」についてです。
都が条例で体罰を禁止していることを「知っている」と答えた人は、約7割で、「知っている」と答えた人に、しつけのために子どもに体罰をすることについて聞いたところ、「決してすべきではない」と答えた人が、約6割でした。
実際に虐待を見聞きして通告したことがある人は、約1割で、どこに通告したか聞いたところ、「児童相談所」が最も多く、「区市町村の窓口」「子供家庭支援センター」が続きました。一方、実際に虐待を「見聞きしたが通告しなかった」と答えた人の理由で最も多い答えは、「虐待かどうか判断できなかった」で、約6割でした。
地域にある児童相談所について聞いたところ、「存在は知っているが場所は知らない」が最も多く、約6割でした。
子育てに悩んだとき、誰・どこに相談したか、複数回答で聞いたところ、「配偶者・親・親戚」が約6割で最も多く、「知人・友人・同僚・地域のサークル」「学校・幼稚園・保育所」が続きました。
虐待の未然防止のために特に有効だと思う支援については、「親が短期間、休息できるよう、子どもを一時的に預かるサービスの実施」が最も多く、「保健師や保育士などが乳幼児のいる家庭を定期的に訪問」が続きました。
都は、周りに「虐待を受けたと思われる子ども」「虐待の疑いがある家庭」を見つけたときには、子供家庭支援センターまたは児童相談所に相談するよう呼びかけています。
関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/10/27/05.html
◆"依存症対策普及啓発フォーラム”
都は、12月に、東京都依存症対策普及啓発フォーラムを開催します。
東京都依存症対策普及啓発フォーラム「みんなで支える、依存症からの回復」は、12月8日（水）午後0時30分～4時までの開催です。
参加は、オンライン会議システム「Zoomウェビナー」を活用したライブ配信と、会場での視聴による2つから選ぶことができます。会場は、なかのZERO 小ホールです。
臨床や回復支援の最前線で活躍する講師による3つのテーマの講演と、チュートリアル福田充徳さんをゲストに迎えたトークショー。そして、依存症からの回復に大切なものをテーマに、トークセッションが行われます。
対象は都内在住・在勤・在学で依存症に関心がある人、定員はオンラインが300人、会場が100人です。参加を希望する人は公式ウェブサイト・Eメール・FAX・往復はがきのいずれかで、11月30日（火）までにお申し込みください。
関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/11/01/05.html
https://izonsho.wolfstyle.co.jp/
＜番組概要＞
番組名：東京インフォメーション
放送日時：毎週月―金曜 7:15～7:20
キャスター：久保井朝美、中村美公
番組Webサイト：https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/
