橋下徹氏と維新・足立康史氏が泥沼バトル 謝罪要求に橋下氏「足立議員は維新から退場すべき」

橋下徹氏(左)と足立康史氏(東スポWeb)

日本維新の会の創設者である橋下徹元大阪府知事(52)と足立康史衆院議員(56)がツイッター上で泥沼のバトルを繰り広げている。

発端は新人議員が在職たった1日で支払われた文書通信交通滞在費100万円問題だ。維新の議員が問題視したのがきっかけで、日割り支給する方向で与野党はまとまっているが、橋下氏は10月14日まで議員だった前議員らにも矛先を向け、「旧維新国会議員たちは、解散以後も、10月分の文通費、航空クーポン、秘書給与を丸々もらっていた。新人小野議員などが声を上げ、旧国会議員たちは大慌て。いまでは旧国会議員たちが改革派気取り。こういうのを維新国会議員団が大阪維新の看板を汚すと言う」とバッサリと斬った。

これに足立氏は「日本維新の会は『改革派気取り』でなく『改革派』。気付いたら反省し直ちに党として判断する。コメンテーターの筋違いの批判、表現は、メディアの限界」と反撃すれば、橋下氏が国会議員団を批判するのはコメンテーターとして、バランスを取っているとして「テレビに出続けるための橋下さんの一流のテクニック」とまで、踏み込んだ。

これが橋下氏の怒りの導火線に火をつけてしまったようで「もっと世間の経験をしろ」「あんたの視点のままなら永久に維新の代表にはなられへんな」と足立氏をぶった切った。

もちろん足立氏も一歩もひかない。

「維新の代表に、どんな視点が必要で、どんな人物が相応しいか。それを決めることができるのは全国の党員だけです。コメンテーターが予断を与えるべきでもなければ、できることでもないので、おそらく前代表としてのご指摘と存じますが、それこそルール違反です」とやり返せば、「臨時党大会までの撤回と謝罪を求めます」と橋下氏に謝罪を要求した。

橋下氏はこれに直接返答することなく、別のツイートで「足立議員は維新から退場すべき」「納税者感覚に鈍感な足立議員に国会議員ポストの既得権を与える必要はない」と見切りをつけた。

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