古江彩佳が逆転賞金女王へ意欲 東京五輪代表争いは稲見に敗れ「同じことは繰り返したくない」

古江彩佳(東スポWeb)

女子ゴルフの古江彩佳(21=富士通)が、国内メジャーの今季最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」(25日開幕、宮崎CC)での逆転賞金女王へ、あの悔しさを力に変えようとしている。

賞金ランキング2位の古江は、トップの稲見萌寧(都築電気)に1697万円差で最終戦を迎えた。予選落ちのない今大会は、優勝賞金3000万円、単独2位賞金は1800万円。古江は単独2位以上が逆転の条件となり、優勝すれば稲見が3位以下、単独2位なら稲見が単独14位以下などで逆転が可能だ。古江は24日のプロアマ戦後に臨んだ公式会見で、今夏の東京五輪の代表争いで稲見に敗れたことを踏まえて「同じ事の繰り返しはしたくないので、そこはちゃんと意識してやれればいいかなと思います」と力を込めた。

今大会後には、米ツアー最終予選会に出場するため渡米。米ツアー挑戦にあたって、国内メジャー制覇や賞金女王による国内ツアー複数年シードを獲得できれば、大きなメリットとなる。複数年シードを持たない古江は「1年のシードだけじゃやっぱり(日本に)戻ってこなきゃいけないようなプレッシャーもあると思うので、そのへんのプレッシャーがなくなるというのは楽だなと思います」。将来を見据えても賞金女王は手に入れたいタイトルというわけだ。

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