森保監督が久保建英の1月招集に慎重姿勢 12月下旬からの欧州視察で「全体を見極めたい」

日本代表・森保監督(東スポWeb)

日本代表の森保一監督(53)が、膝の負傷で戦線離脱しているMF久保建英(20=マジョルカ)について来年1、2月のカタールW杯アジア最終予選での復帰には慎重な姿勢を示した。

日本は最終予選の次戦が1月27日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦とホームでの2連戦を控えている。攻撃陣が決定力不足に悩んでいるだけに久保の復帰に期待が高まるが、24日にオンラインで取材に応じた森保監督は12月下旬から欧州視察に赴く考えを示したうえで「久保は見る機会があったら見たい。本人を見て招集できるかどうかは考えなければいけないところ」と直接チェックする方針だ。

しかしケガが治って実戦復帰したからといって無条件に招集するつもりはない。「彼はケガで代表に参加できなかったが、10月、11月と彼がいない間に他の選手が非常に活躍してくれてレベルアップしている選手がいるので、そこは全体を見極めて招集したい」と復帰即招集には慎重な姿勢を強調した。

また次戦の中国戦前の1月中旬に国際Aマッチデー期間外の合宿を調整しており、国際親善試合の開催も要望。「できれば候補として考えられる国の中で1番強いチームをとお願いしている」と強化を図る。国内組はリーグ戦と天皇杯の終了後にオフに入り、欧州組も冬季中断期間があるクラブが多いため、コンディションを上げるため可能な範囲で代表活動を行いたい考えだ。

最終予選の行方を大きく占う2連戦での久保の動向に大きな注目が集まる。

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