プロ20年目のヤクルト・石川雅規が6回1失点の好投 勝てば日本シリーズのセ最年長

ヤクルトのベテラン・石川雅規が力投(東スポWeb)

プロ20年目のベテラン左腕が意地の投球だ。オリックスとの日本シリーズ第4戦(24日=東京ドーム)に先発したヤクルトの石川雅規投手(41)が6回を投げて被安打がわずか3、1失点(自責点0)の好投を見せた。

初回一死で宗に安打されたが、5回まで二塁も踏ませないほとんど完璧な投球を披露した。1―0の6回二死で福田に安打。続く宗にも右前打され、右翼・サンタナが打球の処理にもたつく間(記録は失策)に1点を失った。

それでも直後の6回裏にチームが勝ち越し。勝ち投手の権利を持って7回に2番手の石山と交代した。左腕は「一人一人丁寧に投げることを心掛けてマウンドに上がりました。信頼できる中継ぎがたくさんいるので行けるところまで全力で飛ばしていきました。先制してくれて良い形で後ろにつなぐことができました」と話した。

石川に勝ちが付けば日本シリーズではセ・リーグ最年長の41歳10か月での勝利。両リーグでは毎日(現ロッテ)の若林忠志氏の42歳8か月に次いで史上2番目だ。

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