ヤクルト高津監督 日本一に3連勝で王手も「そんな簡単にいくとは思っていない」

石川(左)を迎える高津監督(東スポWeb)

セ王者のヤクルトがオリックスとの日本シリーズで3連勝を飾り、日本一に王手をかけた。

24日の第4戦(東京ドーム)を2―1で振り切り、20年ぶりの頂点までいよいよあと1勝となった。高津臣吾監督(52)は試合後の勝利監督インタビューで「毎日接戦でちょっと疲れるんですけども」と思わず苦笑いを浮かべた。黒星スタートとなった初戦も3―4で1点差、高橋が完封勝利を飾った2戦目も2―0、連勝を飾った前日23日の3戦目も5―4の緊迫した展開だったのだから無理もないかもしれない。

それだけ勝負は紙一重だ。くしくも第5戦が行われる25日は高津監督自身の53歳の誕生日でもある。〝バースデー日本一〟の達成へ「勝ちたいですね」と意気込みはしたが「一気に、とは…。そんな簡単にいくとは思っていないので。全力で戦うのみだと思います」と冷静に言葉をつないだ。はやる気持ちを抑えながら、着実に階段を上っていく。

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