再送JPモルガンCEO、中国共産党巡る冗談で「後悔」と反省の弁

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[香港/ニューヨーク 24日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)は24日、中国共産党より同行の方が長続きすると冗談で発言したことについて「後悔している」と反省の弁を述べた。

ダイモン氏は23日、ボストン大学のインタビューで「中国共産党が100周年を祝っており、JPモルガンもそうだが、われわれの方が長く存続する方に賭けると、先日冗談を言った。中国ではこんなことも言えない。彼らが恐らく聞き耳を立てているだろうから」と述べた。

この発言について、中国共産党機関紙、人民日報傘下の「環球時報」の胡錫進編集長は、ツイッターに「長期的に考えるべきだ。中国共産党が米国より長く存続するほうに私は賭ける」と投稿していた。

ダイモン氏は24日、「私は後悔しており、そんなコメントを発するべきではなかった。私は当社の強さと持続性を強調するつもりだった」と表明。「それが国、指導者、社会、文化であろうと、どんな集団も冗談の種、あるいは中傷の対象とするのは決して正しいことではない。そうした言い回しは、社会で今一番求められている建設的かつ思慮深い対話を奪いかねない」と述べた。

関係筋によると、ダイモン氏は23日の発言の後すぐに失言だったと認識したという。

同氏が素早く「火消し」に動いた背景には、JPモルガンの中国事業に支障が生じるリスクを避けたいという思惑がある。同行は8月、外資で初めて中国に証券の完全子会社設立を認められた。

コーネル大学のエスワー・プラサド教授は「ダイモン氏の謝罪は、外国企業が中国政府に気に入られ、市場アクセスを維持するために、どれほどの敬意を中国政府に示さなければならないかを示すものだ」と述べた。

中国金融システムの専門家でチャイナ・ベージュ・ブックの最高経営責任者(CEO)のレランド・ミラー氏は「今回の件が長く尾を引くとは思わない」と述べた。