自然エネルギー利用、「絶え間なく増えている」 朝鮮各地で様々な取り組み

朝鮮でも、自然エネルギーの開発・利用は重要な政策的課題であり、全国各地で様々な取り組みが行われている。

首都・平壌では、日照率が高く、高層ビルが多い条件を利用し、ソーラー発電システムの設置率を高めることに尽力している。

国家における「科学技術普及基地、情報交流の拠点」と位置付けられている 科学技術殿堂では、建物の屋根と大同江のほとりに沿って数千枚のソーラーパネルを設置して一つのソーラー発電所を形成した。照明はもちろん、数千台のコンピュータ、ネット関連設備、通信設備に対する電力を供給している。

科学技術殿堂は一つのソーラー発電所を形成している。(C)朝鮮新報

 また、地熱による冷暖房システムを利用し室内の温度を調整している。

 中央産業美術局、人民大学習堂など多くの機関、企業と家庭世帯でもソーラーパネルで電気を生産し、利用している。

 黄海南道では風力による電力生産技術を広く取り入れており、慈江道でも、極小型水力発電設備を独自に製作、設置している。

 朝鮮メディアによると国内で自然エネルギーによる発電能力は「絶え間なく増えている」(朝鮮中央通信)という。

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