【ベラトール】王座返り咲き狙う堀口が意気込み「本当のチャンピオンは俺なんだよ」

オンライン取材に応じた堀口恭司(東スポWeb)

奪還なるか。米国の総合格闘技イベント「ベラトール272」(12月3日=日本時間同4日、コネチカット州アンカスビル、モヒガン・サン・アリーナ)で、ベラトール世界バンタム級王者のセルジオ・ぺティス(28=米国)のベルトに挑戦するRIZIN同級王者の堀口恭司(30)がオンラインでインタビューに応じ意気込みを語った。

試合を約1週間後に控えた堀口は、現在の調整ついて「走ったり、空手の練習だったりをメインにやってますね。体重はもう問題ない。あとは風邪ひかないようにとか体調のコントロールですね」とリラックスした表情を見せる。対戦相手については「簡単に言うとキックボクシング系の柔術もできる選手って感じです。どこでも脅威になりますけど、カウンターパンチがうまかったり、下からの柔術的なテクニックの技が怖いのかと思います」と分析。その上で「人間ってこういう動きできるんだ、みたいな。スピードだったり、迫力だったりっていうのを見てほしいと思います。KOだったり、サブミッションだったり、フィニッシュして勝つというのは狙っています」と必勝を誓った。

今回挑戦する王座は2019年6月にダリオン・コールドウェルを破り戴冠した。しかし同年11月、右ヒザに前十字靱帯断裂と半月板損傷の重傷を負い、返上を余儀なくされている。それだけに「自分がケガで返しちゃって試合できなかった感があるんで申し訳ない気持ちはありますけど『本当のチャンピオンは俺なんだよ』っていうのをしっかり見せたいと思います」と〝奪還〟への強い思いを語った。

これまで主戦場としたRIZINでのリングと違い、ベラトールはケージでの戦いになる。それも「自分はケージの方がやりやすいなと思います。簡単に言うとケージの方が広いですよね。それに、リングは組み技をロープ際ですると飛び出ちゃうけど、ケージだと飛び出ないで試合が中断されず続行できる。そこが大きな違いかと思います」と追い風になる。約2年ぶりに2団体同時制覇王者となれるか、注目だ。

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