クジラ料理を食べよう 「ながさき今昔料理フェア」30日まで

© 株式会社長崎新聞社

フェアで提供されるクジラのなめろう(右)と刺し身=長崎市、いわしや

 伝統の食文化を発信しようと、長崎市は市内の飲食店など35店舗と協力し、クジラ料理をPRする「ながさき今昔料理フェア」を開催している。「くじらあります」と記したのれんを各店舗に配布し、ちらし広告でも広報。30日まで。
 市によると本県は江戸時代、壱岐、対馬などに捕鯨漁場が点在し一大産業となっていた。出島貿易で栄えていた長崎にも鯨肉が届けられ、鯨食文化の発展につながったという。
 フェアは消費拡大を目的に毎年開催。参加店舗は期間中、営業日は原則毎日、刺し身盛り合わせや竜田揚げ、しゃぶしゃぶなどクジラを使った料理を提供する。
 参加店舗のうち、割烹(かっぽう)「いわしや」(銅座町)は赤身のなめろうや刺し身盛り合わせを提供。店主の久保捷子さん(79)は「食をきっかけにクジラに関する伝承にも関心を持ってほしい」と話す。
 参加店舗情報は市の魚食普及ホームページ「ながさきイズさしみシティ」でも紹介。市水産農林政策課の担当者は「祝宴料理のイメージもあると思うが、鯨肉は栄養価が高く身近に感じてもらい後世に食文化をつなぎたい」としている。問い合わせは同課(電095.820.6568)。