ベンゼマは有罪判決でも「フランス代表としてプレーできる」仏サッカー連盟会長が明言

有罪判決のベンゼマ(ロイター)

フランスサッカー連盟のノエル・ルグエラ会長は、有罪判決を受けたスペイン1部レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマ(33)を同国代表としてプレーさせる方針を改めて語った。

ベンゼマは24日、2015年にフランス代表のチームメートMFマテュー・バルブエナの性行為映像を元にして恐喝した「セックステープ事件」の裁判で罰金7万5000ユーロ(約967万円)、執行猶予1年の有罪となり、控訴する方針と伝えられている。

事件後、ベンゼマはフランス代表チームから〝追放〟となるも、今夏の欧州選手権で5年半ぶりに代表復帰を果たしていた。フランス紙「レキップ」によると、ルグエラ会長は「カリムと彼の弁護士が何を決定するか、つまり彼らが上訴(控訴)するかどうかはわかりませんが、連盟に関しては変更はありません」と引き続き、同国代表としてプレーすることに支障はないと断言したという。

さらに「彼には働く権利があります」とした上で「ディディエがカリムを選びたい限り、連盟が反対することはありません。彼がフランスのためにプレーし続けることに何の障害もありません」とし、フランス代表のディディエ・デシャン監督の意向が最優先されるとの見解を示した。

同紙は「この状況にある選手を代表に選出することでフランスサッカー連盟が受ける批判について、ルグラエ会長はいつものように手の甲で(報道陣を)振り払った」とし、質問に答えなかったと伝えている。

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