SCSK、大幅バージョンアップの統合AMLシステム「次世代BankSavior」を提供

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SCSKは、マネー・ロンダリングなどの疑わしい取引や振り込め詐欺・キャッシュカード偽造などの不正取引の検知と未然防止を支援する総合口座取引モニタリングシステム「BankSavior(バンクセイバー)」にフィルタリングシステム、顧客リスク評価システムを統合し、AI機能の搭載やクラウド提供(共同利用型)など大幅にバージョンアップして10月から提供している。

「次世代BankSavior」構成イメージ

新バージョンでは、金融庁の「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン(AML/CFTガイドライン)」やFATF(Financial Action Task Force:金融活動作業部会)指摘事項への対応に加え、多くのユーザーからの要望事項に応えるため、「事務負荷の軽減」と「検知精度の向上」をコンセプトに次世代BankSaviorを構築した。

具体的には、BankSaviorの3製品(取引モニタリング BankSavior Monitor、顧客フィルタリング BankSavior Filter、顧客リスク評価 BankSavior ScoreBoard)を統合し、システム間連携を強化。リスクの特定・評価から、リスクに応じた取引モニタリングの実施、当局報告まで一連の業務を包括的に支援する。クラウド基盤を活用したサービス提供により、必要に応じて機能単位での提供が可能となっている。

利用各行から統計情報など共有可能な情報を収集し、ベンチマークなどの情報共有が可能となった。今後、利用各行のノウハウ共有に寄与するため、管理情報の拡大を継続して検討していく。

過去実績を教師データとして、AIを活用した予測モデルを搭載し、取り引きごとにAIスコアを算定する。スコアによるモニタリング担当者の振り分けや低スコアのアラート抑止など、業務負荷の軽減・効率化を実現する。また、日々自己学習を繰り返すことで検知精度の維持・向上を図る。

同社では、現在利用中の顧客のバージョンアップに加え、今後3年間で20社への新規販売を目指す。