【陸上】パリ五輪マラソン選考会 MGCの進出条件発表 高岡SD「夢は五輪でメダル」

高岡寿成SD(東スポWeb)

日本陸連は25日、都内で会見を行い、2024年パリ五輪男女マラソンの選考会として開催される23年秋のマラソングラントチャンピオンシップ(MGC)の進出条件を発表した。

今夏の東京五輪の選考は、指定大会でタイムや順位をクリアした選手が19年9月のMGCに出場し、各上位2選手が代表権を獲得。分かりやすい選考方式に陸上関係者から肯定的な意見が多かったから、高岡寿成シニアディレクター(SD)は「開催期日、場所は未定」としながらも「MGCを経て五輪の代表を決定する流れは東京五輪の流れを踏襲する」と明かした。

その上で「①新たなマラソンの枠組みであるジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)との連動②男子の設定タイムの引き上げ③ワイルドカードの適用」の3点を変更。さらなるレベルアップへ「東京五輪では大迫傑くんが6位、一山麻緒さんが8位で入賞できた。日本のレベルをさらに引き上げることが私たちの目標。夢は五輪でメダルを取りたいとの思いを持って、挑戦していきたい」と決意を述べた。

また、現時点ではG1(男子・福岡国際、別府大分、大阪びわ湖、東京の4大会、女子・大阪国際、名古屋ウィメンズ、東京の3大会)、G2(男子・防府、女子・大阪びわ湖の各1大会)で指定された条件をクリアすれば、MGCの出場権を無条件で獲得できる。追加の大会は今後検討を進めていく方針だという。

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