愛希れいか、「潜水艦カッペリーニ号の冒険」で二宮和也に思いを寄せられる教師役

元タカラジェンヌの愛希れいかが、フジテレビ系で2022年1月3日放送の新春スペシャルドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」(午後9:00)に出演することが分かった。

ドラマは、第2次世界大戦中に運命的な出会いを果たすことになる、厳格な日本海軍軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情と恋の物語。主人公の日本海軍少佐・速水洋平を二宮、その妹で小学校教員・速水早季子を有村架純が演じる。メガホンを取るのは「ホイチョイ・プロダクションズ」の馬場康夫氏。馬場氏が「一気に引き込まれた」という実話に着想を得て、数々のヒットCMを世に放つトップクリエーターの澤本嘉光氏が脚本を執筆。構想から25年の時を経て、このたび、CG技術を駆使した壮大なスケールで映像化が実現する。

愛希が演じるのは、二宮扮(ふん)する速水が思いを寄せる小学校の教師。民放ドラマ初出演となる愛希は、宝塚歌劇団月組で実力派として、ずば抜けた人気を誇り娘役のトップを6年間務めた。宝塚退団後はミュージカル「エリザベート」のエリザベート役を演じ、現在放送中の大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほか)にも出演している。

今回の抜てきに、愛希は「びっくりです! 本当に驚きました! 私はこの作品が初めての映像作品でしたので、私で大丈夫なのかな…と、緊張でいっぱいでした。でも、新しいことに挑戦させてもらえる機会をいただけてうれしい気持ちもありました」と喜びを明かす。

また、撮影を振り返り、「とにかく初めてのことばかりでしたので、どうやって撮影するのかも分からず戸惑ってばかりでした。とにかく寒い日の撮影でしたので、それが大変でしたね。舞台はいつもエアコンがありますので…。でもこれもまた、カットがかかるとスタッフさんが、暖かいダウンコートを急いで持ってきてくださるので、その優しさに涙が出てきました」と話している。

そして、「戦争というあらがえない世界の中で必死に生き、その中で出会う人たちとの絆や愛が、時にコミカルに…とってもすてきに描かれている、どの世代の方にも楽しんでいただける心温まる作品になっていると思います。ぜひ、たくさんの方に見ていただきたいです!」とメッセージを寄せている。

そのほか、本作の物語の鍵を握るイタリア人のアベーレ、シモーネ、アンジェロを、漫画家でモデルのペッペ、料理研究家のベリッシモ・フランチェスコ、オペラ歌手のパオロが、それぞれ演じることが決定した。

全員オーディションで選んだという馬場監督は、3人のことを「やる気もあって、3人がいると現場の雰囲気が明るくなる。ベリッシモはシャレ好きで冗談好き。パオロはオペラ歌手なので、彼が紹介してくれたイタリアの曲を採用しました」とコメント。そして、ペッペに対しては、「お芝居は未知数でしたが、ビビッときて決めました。現場ではしっかり感情をお芝居にぶつけてくれて、素晴らしかったです」と絶賛。加えて、「イタリア語の翻訳はペッペがしてくれました。漫画家なのでセリフのニュアンスがよく分かっていて、現場では二宮さんにイタリア語のセリフを伝えてくれるなど、とても頼りになる存在でした」と語っている。

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