DeNA宮崎6年総額12億円プラス出来高「課題は体力作り」 関根は大幅増で契約更改

契約更改を終えたDeNA・宮崎敏郎(左)と関根大気【写真:球団提供】

自己最高年俸の関根は結婚、長男誕生で「家族のサポートに感謝

DeNAの宮崎敏郎内野手と関根大気外野手が25日、横浜スタジアム内で契約を更改した。今季取得した国内FA権を行使せず、既に6年契約を結ぶことで合意していた宮崎は、総額12億円プラス出来高で更改。プロ8年目で自己最多の103試合に出場した関根は、自己最高の年俸2000万円でサインした。(金額は推定)

○宮崎敏郎内野手(1億7000万円→2億円)

三浦大輔監督の現役時代に並ぶ球団史上最長タイの6年契約に、改めて「凄い契約をしていただいた」と感激の面持ち。今季は打率.301で4度目のシーズン3割をマークした。「技術的にもまだまだだが、体力的に疲れてバットを振れない時期があった。オフには体力をつけたい。それには走ることが1番だと思う」と課題を挙げる。オフには、ソフトバンク・松田の自主トレに3年連続で参加する予定。それも「走るメニューが多くて、体力作りにプラスになると思う」という理由からだ。大型契約を結んだ“ハマのプーさん”が、さらなるレベルアップを図る。

○関根大気外野手(980万円→2000万円)

昨季はプロ入り後初めて1軍出場なしに終わったが、1月に結婚して迎えた今季は心機一転、外国人選手の来日がコロナ禍で遅れた中で、初めて開幕スタメン(2番・右翼)に名を連ねた。最終的には代打、代走、守備固めを中心に自身最多の103試合に出場。シーズン中に第1子の長男も誕生し「結婚は自分の人生にとって大きなこと。子どもも生まれてきてくれて、家族のサポートに感謝することが増えました」とパワーに変えた。「今季は数多く試合に使っていただいた。これからは、使わざるをえない選手になっていかなければならない。外野手にはいい選手が多いが、開幕スタメンを目指してやっていきたい」と決意を新たにしていた。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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