唐古・鍵考古学ミュージアム 企画展「弥生の食卓」

© 奈良テレビ放送株式会社

 弥生時代の出土品から当時の食生活を探る企画展が今、田原本町の唐古・鍵考古学ミュージアムで開かれています。

 この企画展は、弥生時代の大規模集落跡、唐古・鍵遺跡の出土品を集めたもので、重要文化財8点を含む256点が展示されています。

会場には、稲作に使われたさまざまな農耕具などが並び、弥生時代が稲作中心の文化だったことがうかがえます。一方、イノシシやシカ、カモ、キジなど、さまざまな動物の骨も出土していて、一部には人の手で解体された痕跡も見ることができます。また、モモやウリなどの植物の種子や魚の骨も見つかっています。

ある井戸跡の調査では、出土した魚の骨の7割がナマズやアユといった淡水魚でしたが、残る3割はニシンやマイワシなどの海の魚で、唐古・鍵遺跡には遠く離れた場所からも食材が持ち込まれ、この場所の弥生人が米だけでなく豊かな食材を使って暮らしていたことが分かります。この企画展は12月19日まで開かれています。