【九州場所】元朝青龍が観戦 おいの豊昇龍の黒星に「ケツを2、3発叩きたい」

相撲観戦する元横綱朝青龍(東スポWeb)

お騒がせ横綱がふがいない相撲に〝喝〟を入れた。元横綱朝青龍(41)が大相撲九州場所12日目(25日、福岡国際センター)を生観戦した。午後4時半すぎ、紺色のジャケットにメガネ姿で会場の正面入り口に到着。夫人とともに西のマス席から幕内の取組を観戦した。

おいの幕内豊昇龍(22=立浪)が幕内大栄翔(28=追手風)に押し倒されて敗れた一番のほか、横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が関脇明生(26=立浪)を掛け投げで下した結びまで、食い入るように力士たちの熱戦を見守った。引き揚げる際には9月末に引退した元横綱白鵬の間垣親方(36)とガッチリと握手し、言葉を交わす場面もあった。

その後に会場の外で報道陣の取材に応じた元朝青龍は「久々の九州。自分も(現役時代は)ゲンのいい場所だった。一年の最後の場所で、ぜひ見に行きたいとずっと思っていた」と感慨深げ。

後輩横綱の照ノ富士については「安定していますね。今、相撲界を引っ張ってくれている。あとは体の具合次第。相撲は怖いものなし」と太鼓判を押した。一方で、黒星を喫した豊昇龍に話題が及ぶと「コノヤローって感じですね。せっかく来てるんだから。もうちょっと気持ち出せよ。剣道部のアレ(竹刀)でケツを2、3発叩きたい。気合入れてやらないと」と語気を強めていた。

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