東京電力ホールディングス株式会社が、柏崎刈羽原子力発電所で行っている貫通部の総点検の様子を公開

総点検の様子

東京電力ホールディングス株式会社は、柏崎刈羽原子力発電所7号機で終わったと発表していた配管の貫通部の浸水や火災対策工事の一部が未完了だったことに伴い、現在、貫通部の総点検を実施している。25日、この総点検の現場(柏崎刈羽原子力発電所6、7号機コントロール建屋)の様子を報道関係者に公開した。

火災や浸水防護の対象となる壁などの配管の貫通部の点検で、7号機施設のおよそ2万か所の一つ一つの貫通部を、作業員が、リストと図面を実際の現場を照らし合わせて点検を行なっている。

点検が終了した場所には、火災防護処理がされている貫通部は赤丸、浸水防護処理がされている貫通部は青丸、金属の箱を開いて貫通がないことを確認された場所は黒三角などをマーキングしている。

なお現在行なっている総点検はステップ1で、すべての確認が終了した後には、点検漏れがないか再度点検を行うそうだ(ステップ2)。

点検が終わった場所にはマーキングをしている

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