【日本S】オリックス中嶋監督「山本由伸でタイに」 勝利インタビューで27日先発を異例“公表”

オリックス・中嶋聡監督【写真:荒川祐史】

27日第6戦からの“神戸決戦”へ望みつないだ

■オリックス 6ー5 ヤクルト(日本シリーズ・25日・東京ドーム)

「SMBC日本シリーズ2021」第5戦が25日に東京ドームで行われ、崖っぷちのオリックスがヤクルトに勝利。3戦連続1点差の接戦を制して対戦成績を2勝3敗に戻し、27日からの“神戸決戦”へと日本一の望みをつないだ。

中嶋監督は試合後「いやあ、もう良かったです」と安堵の表情。神戸決戦へ「帰れてよかったです」と話すと「追い込まれている状況は変わりませんが、最後まであきらめないで頑張りますので、熱が上がらなければ山本由伸でタイに持っていきたいと思います」と宣言。4年ぶりに予告先発が行われていない今シリーズだが、勝利監督インタビューで異例の“公表”を行い、エースに大一番を託した。

この日は2-2の7回1死二塁から、太田が右中間を破る一時勝ち越しの適時三塁打。「8番・二塁」でポストシーズン初スタメンに抜擢した3年目が起用に応えた。8回に4番手のヒギンスが山田に同点3ランを浴びたが、9回無死から代打ジョーンズが左翼席へ決勝アーチで試合を決めた。

20日の第1戦で9回に逆転サヨナラと最高のスタートを切ったものの、そこから3連敗。1つも負けられない中で敵地で意地を見せた。日本一を懸け、27日の第6戦からは神戸に舞台を移す。(Full-Count編集部)

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