決勝弾のオリックス・ジョーンズ「ひょっとしたら野球がこれで最後になるかもしれないと…」

勝ち越し弾のジョーンズは拳を突き出した(東スポWeb)

日本シリーズ第5戦(25日=東京ドーム)、9回の土壇場で決勝弾を放ったオリックス・ジョーンズは選手生命をかけて試合に臨んでいた。負けたら終わりという状況から左翼席にチームを救う値千金の一発。

「すごくいいホームランだった。ボール球に手を出して凡退が続いていたので、いいボールが来たら打とうと思っていた」と振り返り「絶対に終わらせない気持ちだった。自分のようなベテランは野球がひょっとしたらこれが最後になるかもしれない、という状況。勝ってもう1試合というところは考えていた」と心中を明かした。

メジャー282本塁打の大物助っ人も36歳となり、2年目の今季は代打要員として準備を続けてきた。大舞台でさすがの勝負強さを見せつけたが、引退と背中合わせの精神状態だったという。

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