のらぼう菜の限定メニュー 22日から川崎で販売

 川崎市内で800年ほど前から栽培されている伝統野菜「のらぼう菜」を使った期間限定メニューが、22日からJR4駅にある飲食店で登場する。企画した市などは「生産量が少なく、スーパーなどにはめったに出回らない貴重な野菜を知ってもらえれば」とPRしている。

 のらぼう菜は同市多摩区菅地区を中心に生産されているアブラナ科の野菜で、2月下旬から4月下旬にかけて収穫される。

 武蔵小杉駅の「親父の製麺所武蔵小杉店」では、半熟卵との相性が良い「のらぼう菜温玉醤油うどん」(610円)を販売。町田駅と藤沢駅の「ハニーズバー」では、苦みがなく栄養価が高い特徴を生かしたドリンク「川崎市菅地区特産のらぼう菜GREEN−のらぼう菜とグレープフルーツ−」(250円〜)を提供する。小田原駅の「トレタッテラスカ小田原店」では、シャキッとした食感が楽しめる「のらぼう菜としらすの柚子コショウ和風パスタ」(900円)が登場する。

 JR東日本が進める、地域の魅力ある素材を加工して販売する6次産業プロジェクト「のもの1−2−3プロジェクト」の一環で、地域農業の活性化を目指す川崎市と協力して企画した。販売期間は4月11日までで、のらぼう菜の収穫が終わり次第終了する。

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