誕生日に胴上げとはならなかった。日本一へ王手をかけたヤクルトはオリックスとの日本シリーズ第5戦(25日=東京ドーム)に5―6で敗れた。取っては取られるシーソーゲームだったが、5―5の9回に守護神・マクガフがジョーンズに被弾。これで3勝2敗で、勝負の行方は第6戦以降(27、28日=ほっともっと)に持ち込まれた。
1―1の4回に村上が一時、勝ち越しの2号ソロ。2―5の8回には山田の同点1号3ランが飛び出した。高津監督は「打つ方はしっかりつなげた」と話しながらも、6人で被安打14、6失点した投手陣には「踏ん張りが踏ん張りが効かなかった」と厳しい表情だった。この日は指揮官の53回目の誕生日。ナインは勝利をプレゼントすることができなかった。