【柔道】石井慧が先輩・鈴木桂治氏の監督就任を不安視?「向いてるかどうか…」

鈴木桂治新監督(東スポWeb)

立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN」(12月4日、エディオンアリーナ大阪)でRUI(30)と対戦するMMAファイターの石井慧(34)が、国士舘大学の先輩にあたる鈴木桂治氏が柔道男子日本代表監督に就任したことについて言及した。

「順番的にも桂治先輩が妥当だと思うんですよ。でも正直、桂治先輩はヘッドコーチ(監督)に向いてるかどうか分からないです」と心配する。国士舘大では7歳の年齢差から同じ時期に在学こそしていなかったが、練習をともにすることも多かった。全日本柔道選手権では3度対戦し2006年と08年は石井が勝利し、07年は鈴木監督に軍配が上がった。

「桂治先輩って人間味があふれているんですよ。正直な人間で、あんまり汚いことが好きじゃない。でも、ヘッドコーチって、政治家と同じようなところもあるじゃないですか。だからそういうところでどうなのか分からないですね」

また、大学入学当初は連日一緒に練習していたものの、全日本選手権で自身が勝ってからその機会が減ったと告白。その上でこんなエピソードを披露した。

「その数年後、地方のOB会に呼ばれたんですよ。その時に桂治先輩が『慧、水割りつくってやるよ』って、指でお酒を混ぜてくれたんです。それがちょっとうれしかったですね。それから僕もしばらく水割りは指で混ぜるようになりました」

リオ&東京五輪で結果を出した井上康生前監督に比べられることも多い鈴木監督だが、果たして――。

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