河野氏メルマガ増収 創刊10年、ネット人気の高さ反映か

河野太郎氏(資料写真)

 自民党の河野太郎広報本部長(衆院神奈川15区)は2020年のメールマガジン購読料で約248万円の収入があった。有料版のメルマガは同年で創刊から10年目を迎え、購読料収入は年々増加。今年9月の党総裁選では岸田文雄首相に敗れた河野氏だが、“ネット人気”の高さを反映している形だ。

 神奈川県選挙管理委員会が25日に公表した河野氏の資金管理団体の政治資金収支報告書によると、「ブロマガ・メルマガ購読料」として約248万円の収入を計上した。前年の購読料収入は約182万円で、約66万円増えた。

 初当選以来、日々の活動を伝えるメールマガジン「ごまめの歯ぎしり」を不定期で発行しており、11年には有料の「ごまめの歯ぎしり(応援版)」を創刊した。購読料は月額500円(税別)で「月にコーヒー一杯分の支援」とうたい、収入は河野氏の政治活動に使われる。

 購読料収入が資金管理団体の純収入額(約6158万円)に占める割合はわずかながら、発信に力を入れている河野氏。周辺は「国民と直接つながりたいという思いが強い表れだ」と話している。

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