【立憲民主党代表選】党の再生、誰が率いる 地方遊説の候補4氏、横浜で最後の論戦

立憲民主党代表選討論会で健闘を誓う(左から)泉健太、小川淳也、逢坂誠二、西村智奈美の4氏=横浜市内のホテル

 新しい「党の顔」は誰か─。立憲民主党の代表選(30日投開票)に立候補している逢坂誠二元首相補佐官、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣の4氏が25日、横浜市内で街頭演説と討論会に臨んだ。札幌市、福岡市に続く全国3カ所での地方遊説の締めくくり。来年夏の参院選を見据え、衆院選の敗北からの党勢立て直しへ論戦を繰り広げた。

◆街頭演説「多様性を力に」「人への投資を」

 桜木町駅前でマイクを握った西村氏は「声の大きい人たちだけが力があるわけではない。多様性を力に変えるのが目指す社会像」と強調。「日本初の女性総理としてこの国を変える」と力を込めた。

 逢坂氏は、現在の日本は「親の所得によって教育格差が生まれている」と指摘。子どもが年齢を重ねると、再び所得格差につながる連鎖を断ち切るため、「人への投資を積極的にしなければならない」と訴えた。

 代表選は「次の世代にきちんとした社会をつなぐ責任がある」と表現したのは小川氏。自民党政権は人権をないがしろにしてきたと批判し、「これまでの政治の流れにノーを突きつけないといけない」と声を強めた。

 泉氏は、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致反対の候補が勝利した8月の横浜市長選を踏まえ、横浜市民は「大きな改革を成し遂げた」と評価。「一緒に立憲民主党を変えて行こう」と呼び掛けた。

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