10月31日投開票の川崎市長選を巡り、10月上旬までに立候補表明した2氏に公開質問状を出した複数の市民団体が25日、当選した福田紀彦市長から回答がなかったとして「非常に残念。市政発展のためあってはならない」とする声明を発表した。同日会見した市民団体は今後、市長に声明を届け「対話の糸口としたい」と訴えた。
声明には多様な分野で活動する9団体が賛同し、この日の会見には6団体が参加した。いずれも8~10月上旬、それぞれの活動テーマについて、福田氏と市古博一氏に公開質問状を提出した。しかし福田氏からは回答がなく、問い合わせに秘書や後援会が「回答しない」「全団体に答えないわけではない」と説明したという。