伊藤園お~いお茶新俳句大賞=伯国14人入賞、次回募集開始

 毎年伊藤園が主催している「お~いお茶新俳句大賞」の「第三十二回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の結果が、10月24日に発表された。応募作過去最多の205万7963句のうち、ブラジルからは14人が入賞した。入賞者は次の通り(敬称略)
【佳作特別賞】
明日の事金魚に内緒話して サンパウロ、大野宏江
全景のわれも一点今日の月 モジ・ダス・クルーゼス、浅海喜世子
球体のはてなき旅路天の川 ペルナンブコ州ボニート、佐藤けい子
【佳作】
ぬぬぬぬと大根たちの背くらべ ミランドポリス、弓場稔子
葱坊主つくんつくんと伸び始む サンパウロ、上村光代
朝もやの揺らぎの中に牛二頭 杉本勝
紅さして見ても一人のお正月 パラー州トメアス、三宅昭子
対岸の陽射し眩しき片時雨 サンパウロ、平間浩二
人生の深きを知りて夜の秋 南麻州、伊藤みち子
子供等も魚も飛び跳ね山笑ふ サンパウロ、石井かず枝
山懐の古りし教会稲光る
モジ・ダス・クルーゼス、浅海護也
手びねりの湯飲み歪や古茶新茶 サルト・デ・ピラポーラ、百合由美子
庭に住み僕のような蜥蜴かな サンミゲール・アルカンジョ、織田真由美
カーニバル地球踏みつけ宙押して サンパウロ。林とみ代
 また、11月3日から第三十三回の募集も開始している。応募方法はハガキ、FAX(A4サイズ)、インターネットのいずれかで、一人最大6句まで応募できる。
 ハガキでの応募は〒102‐8553東京都千代田区紀尾井町3‐23「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」係まで。FAXは03・3263・5668、インターネットからの投句は応募フォーム(https://itoen-shinhaiku.jp/entry/input)まで。日本時間2022年2月28日(月)が締め切り。

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