ブレーブス フリーマン再契約失敗ならオルソン獲得に動く可能性も

26年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたブレーブスにとって、今オフの最重要課題はFAとなったフレディ・フリーマンとの再契約だ。現地メディアによると、フリーマンが6年契約を希望している一方、ブレーブスは5年以内の契約にとどめたいと考えており、あまり交渉は進展していないという。メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者は、ファンからの質問に答えるなかで、ブレーブスがフリーマンとの再契約に失敗した場合、マット・オルソン(アスレチックス)の獲得に動く可能性があると指摘している。

ボーマン記者によると、現時点ではブレーブスのほかに、レンジャーズ、ヤンキース、レッドソックス、ジャイアンツ、ドジャースなどがフリーマン獲得に興味を示している(もしくは興味を示していた)という。「レンジャーズには今オフ1億ドル以上の補強資金がある。クレイトン・カーショウとフリーマンに加え、大物選手をもう1人獲得できるだけの余裕がある」とボーマン記者は記している。また、左打ちの強打者かつ故障の少ない頑丈な選手というチームのニーズにフィットするフリーマンに対し、ヤンキースが多くの資金を投入する可能性があると考えているようだ。

ブレーブスとフリーマンは「相思相愛」と言われているが、フリーマンがFA市場に出る前にブレーブスが契約延長を実現させることができなかったのも事実。FA市場での争奪戦となっている以上、フリーマンが来季、別のチームのユニフォームを着ていたとしても、決して不思議なことではない。

ボーマン記者は「ブレーブスが何らかの理由でフリーマンと再契約しなかった場合、オルソンを獲得する可能性はあるか」との質問に対し、「もしフリーマンが他のチームと契約するなら、オルソンは確かに有力なターゲットになるだろう」と回答。FAまであと2年保有できること、安定した守備力を持っていること、確実に25本以上の本塁打を計算できることなどをオルソンの魅力として挙げている。

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