名作戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」がミュージカル映画に ジョー・ライト監督 来年2月公開

1897年の初演から世界各地で上演され、映画化・ミュージカル化されている名作戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」。この戯曲を原作としたミュージカル映画「シラノ」が、2022年2月25日より劇場公開されることが決まった。

「シラノ」は、詩を書く才能を持つものの容姿に自信のない騎士シラノを主人公とした作品。シラノはロクサーヌに思いを寄せるが、ロクサーヌは青年クリスチャンに惹かれている。そしてロクサーヌに頼まれたシラノは、クリスチャンとの恋の仲立ちをすることになる。主人公のシラノを演じるのは、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジ。ロクサーヌを「マグニフィセント・セブン」などの若手女優ヘイリー・ベネットが、口下手なクリスチャンをケルヴィン・ハリソン・Jr.が演じる。監督は「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライトが務めている。

公開された予告編は、観劇中の舞台天井からさっそうと登場する騎士シラノの姿から始まる。「なんと醜い」と暴言を吐く相手との一騎打ちに余裕の剣術を魅せるシラノだが、華麗な剣豪姿とは裏腹に自分の容姿に自信が持てず、ロクサーヌへの思いを打ち明けられずにいる。ある日、ロクサーヌの片想いの相手がクリスチャンと知ったシラノは、ロクサーヌのために二人の仲を取り持つことに。口下手なクリスチャンに代わってシラノが書いた詩はロクサーヌを魅了し、やがて3人の関係は複雑に絡み合っていく。

また予告編では、グラミー賞受賞ロックバンド「ザ・ナショナル」が制作したオリジナル楽曲「Someone to say」の歌声や、躍動感あふれるミュージカルシーンが、映像美とともに収められている。

【作品情報】
シラノ
2022年2月25日(金)より全国公開
配給:東宝東和
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