10月の宿泊稼働指数 長崎県51.5 前月比26.8ポイント上昇

 九州経済調査協会(九経調、福岡市)はこのほど、ホテルや旅館など宿泊施設の10月の稼働状況を示す指数を発表し、長崎県は51.5で前月を26.8ポイント上回り3カ月ぶりに上昇した。今年最も高かった3月(43.1)を上回った。
 九州は45.3(前月比24.9ポイント上昇)、全国は38.1(同15.8ポイント上昇)。新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が9月末で全面解除され、全国的に前月から大きく改善した。全国の指数は、コロナ禍以後では国の観光支援事業「Go To トラベル」の後押しがあった昨年11、10月に次ぐ高さ。改善幅は地方圏で大きく、ビジネス需要が強い南関東や近畿では小さい傾向にあった。
 九州7県では宮崎が59.2で最も高く、次いで鹿児島58.2、佐賀57.5、大分54.9などだった。

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