格下相手にまさかの敗北… コンテ監督が現状を吐露「トッテナムのレベルはあまり高くない」

 トッテナム・ホットスパーのアントニオ・コンテ監督は、就任後初の敗戦を受けて仕事の難しさを語った。

ローマが4発圧勝で首位通過に望み セセニョン退場のトッテナムはコンテ体制初黒星

 UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでムラと対戦したトッテナムは、1点ビハインドの33分にライアン・セセニョンが一発退場に。その後ハリー・ケインが同点ゴールを決めるものの、後半アディショナルタイムに勝ち越し弾を喫し1-2で敗北。グループステージ残り1試合で首位レンヌと勝ち点4差となり、決勝トーナメントストレートインの可能性が消滅した。試合後コンテ監督は会見で、トッテナムでの現状を伝えている。

「就任して3週間半経った今、正直言うとこの状況は単純でないと思う。なぜなら、現在トッテナムのレベルはそれほど高くないからだ。イングランドのトップチームの間には重要なギャップがある。この事実を怖がってはいけないし、忍耐と時間が必要だ。解決すべき問題が分かっているからこそ、私はここにいる」。

「“コンテが来て勝つようになった”と考える人がいるなら、私はマジシャンと言えるだろう。しかし私にできるマジックは仕事をするだけだ。改善のために、私の手段とアイデアを持ってくること、そのためにはたくさんの作業が必要だ。将来的にどうなるか分からないが、トッテナムのために働くのは幸せだよ」。

コンテがトッテナムの現状を語る Photo Ryan Pierse

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