アートコンペで大賞 高校生の部写真で神島の泰地さん

泰地彩央さんの受賞作「笑門来福」(9枚組み)の1枚

 「ワタシノセカイ」をテーマに全国の中高生から多彩な作品を募る「第11回大阪成蹊全国アート&デザインコンペティション」(大阪成蹊学園など主催)の高校生の部で、神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)2年の泰地彩央さんが最高賞となる大阪成蹊芸術大賞を受賞した。

 コンペには2043点の応募があった。そのうち高校生の部には写真やグラフィックデザインなど6部門に計1104点が集まった。

 泰地さんの受賞作「笑門来福」は9枚組みのモノクロ写真。笑っている写真が多く、「福が来ればいいな」と願いを込めてタイトルをつけた。今年の正月、父方の祖父宅を訪れた時、集まっていた親族のありのままの様子を撮ろうと、構図やアングルを工夫してシャッターを切ったという。

 泰地さんは「受賞を聞いてびっくりした。大きな賞を取るのが初めてでうれしかったし、自信になった」と笑顔で話した。

 そのほか、紀南で入賞したのは次の皆さん。かっこ内は学校名と学年、応募部門。

【高校生の部】  銀賞=越本悠里(神島2年、写真)  銅賞=横矢結奏(神島3年、写真)▽井川咲世(田辺1年、マンガ・キャラクター・イラストレーション)

【中学生の部】  銀賞=芝峰七奈(中芳養3年、美術)

 神島高校は優れた作品を多数応募した学校に贈られる「優秀学校賞」を受賞した。

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