フレディ・マーキュリーをフィーチャーした「Little Freddie Goes to School」の新ミックス公開決定

2015年、アイルランド出身の音楽デュオ、スチュアート・リーテム(Stuart Leathem)&エスター・トロウスデール(Esther Trousdale)は、クイーンのフロントマンであるフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)が1988年に行った「Barcelona」セッションからの貴重なヴォーカルをフィーチャーしたトラック「Little Freddie Goes to School」を密かにリリースしていた。

この曲は、幼いフレディが親元を離れひとりインドの学校に通い、大人になってから世界的な現象を起こすまでの物語を鮮やかに描き出した作品だ。

そして、フレディの生誕75周年にあたる2021年初頭、スチュアート・リーテムは、同曲の決定版シングル・ミックスの制作に着手し、12月1日にリリースすることを発表した。

今回の制作の経緯と実際の作業について彼は次のように述べている。

「ピート・タウンゼントやザ・フーとの仕事を経て、ドルビーアトモスの素晴らしいチームの一員となった才能溢れるプロデューサー兼エンジニアのマイルス・クラークと(この曲について)話をしていたところ、私たちは、‘Little Freddie Goes to School’にはまだ沢山の可能性が眠っていることに同意し、作業を始めたんです」

「マイルスは原曲を見事に再構築してくれましたが、私は一部の要素を削ぎ落とし、よりアンセム的なライヴ感を出すために録音し直しました。そして最終的には、原曲とは全く異なるアレンジになったんです。また、このデュエット曲において、フレディとエスターが同じ空間で一緒に歌っているような印象を与えるために、フレディとエスターのヴォーカルを調整してくれたアビイ・ロード・スタジオの素晴らしいスタッフにも感謝しています。私たちは、この曲の最終的なマスターに驚かされましたし、この曲をリリースし、世界中の人々に聴いてもらえることに感激しています。この新たなミックスは、この曲の決定版と言えるものです」

「この曲を実現できたことは、エスターと私にとって生涯の名誉であり、楽曲やビデオのダウンロードからの収益で、マーキュリー・フェニックス・トラストの活動に貢献できることを嬉しく思っています。また、今は亡き私の親愛なる友人であり、最初にこの曲を制作するきっかけを作ってくれたデヴィッド・リチャーズにも感謝しています。この曲は、自分自身を信じ、様々な可能性があったにも関わらず、ロック史上最もアイコニックなヴォーカリストになった、信じられないほど勇敢な若者の物語です。フレディのこの曲への貢献は、パワフルで、紛れもなく彼そのものです。また、アニマインド・スタジオとのコラボレーションで、この曲に相応しい魅惑的なアニメーション・リリック・ビデオも制作しました」

新たに生まれ変わった「Little Freddie Goes to School (2021 Mix)」のデジタル・シングルとアニメーション・ビデオは、世界規模でのエイズ蔓延の防止、エイズ患者やHIV感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)によって制定された2021年12月1日の“世界エイズデー”にあわせてリリースされる予定だ。

北アイルランドを拠点に活動し、高い評価を受けている作曲家とヴォーカリストであるスチュアート・リーテムとエスター・トロウスデールの過去の作品は、各ストリーミング・サービスで聴くことができる。

Written By Tim Peacock

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**スチュアート・リーテム&エスター・トロウスデール「Little Freddie Goes to School \(2021 Mix\)」
**2021年12月1日発売

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