サッカーのカタールW杯アジア最終予選で、1月に日本と対戦する中国代表の李鉄監督について、解任される可能性が出てきたと26日、複数の中国メディアが報じた。
中国「新浪体育」や「テンセント」などは、有力サッカー記者の徐江氏の情報を元に、李監督の解任論浮上を報道。同氏は「李鉄の解任はますます可能性が高くなっている。おそらく最終的な結果は近いうちに出る。李鉄が解雇された後に誰が来るのかも中国協会は検討済みで、関係者も連絡を取っている」と伝えている。
また別の報道では、まもなく中国協会が中国体育総局に対し、総括文書を提出。12月にも続投か解任か正確な判断が下されるという。
成績だけではなく、振る舞いにも疑問符が付いているようだ。「足球報」の李記者によると、中国体育総局に報告する文書には、監督交代についての意見だけではなく、16日のオーストラリア戦後、李監督がウェイボー上に、代表の支援企業と競合する社を含む、自身の複数のスポンサー広告を掲載した点も問題視されているという。
すでに中国代表のカタール行きは厳しい状況だが、ホームで対戦する森保ジャパンにとっては、気になる情報だ。