佐野は入団5年で大台突破「初心を忘れず謙虚に」
DeNAの佐野恵太外野手と伊藤光捕手が26日、横浜市内で来季の契約を更改した。2年連続打率3割を残し、初の全試合出場を果たした佐野は4000万円増の1億1000万円で更改。4年契約の2年目だった伊藤は現状維持の1億1250万円でサインした。(金額は推定)
○佐野恵太外野手(7000万円→1億1000万円)
入団5年目にして初の全試合出場を果たし、打率は2年連続3割超え。「シーズン中も毎日トレーニングをしてから試合前の練習に入っていった。初めて取り入れましたが、それが全試合出場につながった」と振り返る。
2016年ドラフトでは“セ最下位”の9位指名。「下克上ではないが“何とか上へ”の思いでやってきた」と語る。1億円の大台突破にも「全試合出場以外は物足りない数字。初心を忘れずに謙虚にやっていきたい」と冷静に語った。
○伊藤光捕手(1億1250万円→1億1250万円)
4年契約の2年目は53試合、打率.213(160打数34安打)、2本塁打、13打点にとどまった。左ふくらはぎを痛めた影響で開幕2軍スタート。10月には右肩の関節唇と関節包の手術を受けるなど怪我に泣かされた1年だった。
一方で「2番・捕手」として出場した交流戦でチームは3位。存在感を示した。手術を受けた右肩の回復は順調で、投球再開は来月の見込み。「1月には制限なく全てのメニューをこなして、キャンプには万全でいける予定です。来年は最後まで怪我をせず、離脱することなくやりきりたい」と力を込めた。
楽天・岸は今季から2年契約を結んでおり来季は現状維持の2.5億円
楽天は岸孝之投手が今季から2年契約を結んでいたことを発表。来季は現状維持の年俸2億5000万円プラス出来高払いでサインした。
○岸孝之投手(2億5000万円→2億5000万円・2年契約最終年)
今季は3年ぶりに規定投球回に到達し25試合に登板し9勝10敗、防御率3.44。今シーズンを振り返り「10勝はできなかったけど、どこも怪我することなく1年間やり通せた」と語っていた。
○清宮幸太郎(2200万円→1700万円)
日本ハムの清宮幸太郎内野手は野球協約の減額制限(1億円以下は25%)に迫る500万円減となる年俸1700万円でサイン。
4年目の今季は初めて1軍出場がなく初の減俸となったが「もっと下がると思っていたが、真摯に受け止めないといけない。来年が勝負」と気を引き締めていた。(Full-Count編集部)