「オスプレイに多くの市民が不安」厚木基地の利用中止求める 爆同など関連4団体

米海軍厚木基地のオスプレイ利用に抗議する爆同関係者ら

 日米共同訓練の中止とオスプレイの基地使用反対などを訴え、厚木基地爆音防止期成同盟(爆同)など関連4団体約50人が26日、米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)の正門前で抗議行動を行い、基地司令官宛ての申し入れ書を手渡した。

 申し入れ書では、12月4~17日に東北地方などで実施される共同訓練に参加する米軍普天間基地(沖縄)所属の輸送機オスプレイ6機などが給油、整備のために厚木基地を11月30日以降利用すると通告されたことに対し、「オスプレイの安全性に多くの市民が不安を抱いている」などと指摘し、中止を求めた。

 また、20日以降、米原子力空母「カール・ビンソン」に搭載されたオスプレイ3機が無通告で飛来し、基地内に限定される「転換モード」で住宅が密集する周辺上空での飛行を繰り返しているとして抗議した。

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