ニュータンタンメン味のせんべい誕生 川崎の老舗米菓会社とコラボ

川崎の老舗とソウルフードがコラボした「元祖ニュータンタンメンせんべい」

 川崎の老舗米菓会社「長保堂」(川崎市高津区)が、川崎の“ソウルフード”「ニュータンタンメン」(元祖ニュータンタンメン本舗・同市川崎区)とコラボしたせんべいを発売した。

 1963年創業の長保堂は、揚げ餅などの米菓で知られる。米菓市場が横ばいを続け、一方でシェアは大手が大きくなっている中、新たな付加価値を持った商品をとニュータンタンとのコラボを発案。取引のある川崎信用金庫が間に入ってマッチングを支援し、6月から試作を繰り返して製品化した。

 せんべいはニンニクや唐辛子の風味がほどよく香り、お酒とも合う味。長保堂の森祥行社長(49)は「会社近くのお店にいつも行列ができているニュータンタンの味で、若い人たちにも喜んでもらえる商品ができないかと考えた。一袋食べきってもらえるよう、あまり味を濃くしないながらもパンチのある風味を出した」と、こだわりを明かす。

 既に10月末から元祖ニュータンタンメン本舗店頭で販売が始まっており、同本舗担当者は「ニュータンタンは塩味ベースでおせんべいとの相性はいい。お店に来たお客さんが会計の時に買っていかれて、売れ行きは好調」と話している。

 全国のスーパーや小売店などで販売され、希望小売価格は150円。

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