コンサドーレ野々村社長「野性味あふれるサッカーには10人で作れる力が要る」"野人"を活かす持論は

ジェイに感謝!See you!

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サッカーJ1・北海道コンサドーレ札幌の野々村芳和社長が、27日のホーム・札幌ドーム最終戦を前にSTVラジオ『GO!GO!コンサドーレ』に出演。この試合を以てチームを去ることになった元イングランド代表FW・ジェイへ惜別の言葉を贈りました。その前に、この5試合が4分1敗と「勝ち」に遠ざかっているチームの現状について語ります。

吉川:ボール回しとかは見とれちゃうくらいなのに、僕の勝手なイメージだと、昔いた「野人・岡野」みたいな選手がいて、きれいにヒットしなくても、体に触ってゴールに飛び込んでい行くみたいなる選手がいると…。(編註:野人・岡野=元日本代表で浦和レッズなどに在籍したFW岡野雅行氏。俊足で抜け出し、泥臭くゴールを決めるプレーと長髪の風貌から"野人"のニックネームがついた。"ジョホールバルの歓喜"の立役者)

野々村:例えば岡野かどうかは別として、(残りの)GK含めた10人で同じようなサッカーが出来るくらいのクオリティがあって、1人の点取り屋は殆ど何もしないけど、最後のところだけは仕事しますみたいな、それくらいの状況に10人で作り上げられると野性味溢れる(プレーができる)。そんなに上手くないけど点は取れそうな人をポンと置いてもチームとして上手く行くかも知れないけど、今はね、11人いないと"あのサッカー"がまだ出来ないんですよ。

野々村:でも、これはもっともっと選手ひとりひとりのレベルが上がっていくと、10人でも同じようなことが出来て、最後に点を取ってくれる人がピッチにいて、その選手が取ってくれるみたいなことは、チームを作る中では十分に考えられることだと思います。なので今は「もっと出来るようにしようよ」って言うことで、やっていくしか無いと思います。

どれだけ優れたファンタジスタがいたとしても、そこにボールを供給するシステムが出来ていなければ、点は取れない…至極当然かも知れません。そして、17日のホーム最終戦でチームを離れ、母国に帰ることになったジェイ選手について。最初は「悪童」とかネガティブイ・メージもささやかれたジェイですが、4年半の在籍でコンサドーレにどれだけ貢献してくれたか…今さら言うまでもありません。

野々村:人は、みんなそうじゃないですか。良いところや面白ろそうなところもあれば、ちょっと理解できないようなところもあったりするでしょ。ジェイも同じで、我が強かったところもありますけど、良かったですよ、ジェイがいてくれて。僕は総じて、楽しかったなと思うんで、最後にジェイが気持ちよくプレーできればいいなと思ってます。

野々村:ジェイは日本に来て6~7年かな、(ジュビロ)磐田も入れて。回転寿司みたいなところに毎日のように通ってますから、日本通ですよ。それでいて、お肉食べませんからね。どうやってコンディション保ってるんだろうなって思います。

27日の柏レイソル戦がジェイのラストゲーム。今季のコンサドーレの最終戦、ジェイへの惜別とともに、更なるチームの高みを目指すためにも、6戦ぶりの勝利をつかみ取って欲しいです!。

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GO!GO!コンサドーレ

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出演者:野々村芳和(北海道コンサドーレ札幌社長)、吉川のりお(STVアナウンサー)

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北海道コンサドーレ札幌社長・野々村芳和さんと吉川のりおアナのアラフィフコンビがお送りする【痛快スポーツトークバラエティ】。サッカー番組のようでサッカー番組じゃない!?。誰でも今日からサポーターになれる、そんな番組です。

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