IGTCキャラミ9時間が開催1週間前にして延期。新型コロナウイルス変異株発生と渡航制限が影響

 11月26日、GT3カーによるインターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)を運営するSROモータースポーツ・グループは、12月2〜4日に南アフリカのキャラミで予定されていたIGTC最終戦ヨハネスブルク・キャラミ9時間を延期すると発表した。

 世界5大陸の耐久レースで争われているIGTCは、2021年はスパ24時間、インディアナポリス8時間が開催されてきたが、今季3レース目となるキャラミ9時間が開催を目前にして延期されることになった。

 これは11月25日に発生が報告された新型コロナウイルス感染症の新たな変異株『B.1.1.529』の検出、そしてそれにともない課された渡航制限により、ほとんどの海外チームとシリーズの運営に携わるスタッフが南アフリカへ渡航できなくなってしまったためだ。

 レースを運営する地元プロモーターとSROモータースポーツ・グループは、自治体と協力して渡航のためのソリューションを検討し、イベントのリスケジュール変更を開始しており、新たな日程は週明け月曜日に発表される。

 なおSROモータースポーツ・グループは、キャラミ9時間の日程変更の際には、すべての参加者とスタッフの安全が最優先されるとしている。

© 株式会社三栄