遊撃手補強を目指すタイガース バイエズと数日間にわたって交渉中

メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者が関係者から得た情報によると、遊撃手補強を目指すタイガースは数日間にわたってハビアー・バイエズとの契約交渉を行っているようだ。バイエズはタイガース、メッツなど複数のチームと契約交渉を行っていることが報じられており、現行の労使協定が失効する現地時間12月1日23時59分のデッドラインまでに争奪戦が決着する可能性もある。今オフの「FAスター遊撃手軍団」の1人は、来季どのチームのユニフォームを着ることになるのだろうか。

再建モードから勝負モードへの移行を進めているタイガースは今オフ、すでにエドゥアルド・ロドリゲスやタッカー・バーンハートを獲得。さらなる先発投手の補強を目指しつつ、スター遊撃手の獲得を狙っている。AJ・ヒンチ監督との関係性からカルロス・コレアを獲得する大本命に挙げられることも多いが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、タイガースは1人の選手に対して総額3億ドル規模の超大型契約を与えたいとは考えていないようだ。

「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、タイガースはバイエズとの契約交渉を本格化させる前にマーカス・セミエンやコレアと交渉していたという。バイエズはセミエンやコレアよりも安価で獲得可能と予想されており、タイガースが複数のスター遊撃手と交渉するなかで最終的にターゲットをバイエズに絞ったという事実からも、タイガースが遊撃手補強に必要以上の大金を投じる意思がないことがうかがえる。

なお、バイエズとの再契約を目指すメッツは、エドゥアルド・エスコバーとの契約合意が報じられているが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、バイエズ争奪戦から撤退したわけではないという。コレア、コリー・シーガー、セミエン、トレバー・ストーリー、バイエズと5人のスター遊撃手がFA市場に出ている今オフだが、先陣を切ってバイエズの契約が決まることになりそうだ。

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