BTSの兵役免除が韓国で論争に?りんたろー。「アイドルは何をもって免除となるか、基準が曖昧」

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より生放送している。

■BTSの兵役免除が韓国で論争に?

2021年11月25日(木)夜9時からの放送では、韓国の人気グループ・BTSの兵役免除に関して、韓国の国会で議論になっていることに注目した。

お笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「他のアイドルグループでも変わらなかったことが、今回は変わりそうということは、いかにBTSがすごいのかというのを物語っている。僕らが韓国について知っていることは、エンタメが中心で、兵役についてはあまり知らない。だから、楽しんでいたエンタメが一時期見れなくなってしまうという意味では、兵役はない方がいいよねって単純に思ってしまう。スポーツ選手だと、金メダリストは免除という明確な基準があるけど、アイドルは何をもって免除としていくのか?という疑問はある」と語った。相方の兼近大樹は「僕は免除した方が良いのかなと思う。反対する人は『俺は兵役に行っているのに、お前は行かないのか』という気持ちなのかな?と思った」とコメントした。

アイドルグループ・アンジュルム元メンバーの和田彩花は、人気グループ・東方神起のファンであることを明かした上で、「ファンの立場からすると、いつか兵役に行くと思って応援しているので、『いってらっしゃい』という気持ち。有事のための訓練なら、行っておくべきだと思う」とコメント。お笑い芸人のパックンは「海外でも売れているグループをわざわざ休ませたくないので、議論が起こるのは当然。でも、免除制度はなくしたほうが良いと思う。兵役は、国民の責任であって、兵役に行くことは罰ではないし、免除はご褒美ではない。免除制度があることによって、金メダリストやアイドルのような頑張りがなかったから、兵役で罰せられているんだと思わせてしまうのでは?と思う」と自身の見解を述べた。フリーアナウンサーで元SKE48の柴田阿弥は「国としての背景も異なるし、著しい人権侵害でもない中で、外からとやかく言うのも違う気もする」と慎重なスタンスを示した上で、「でも、アイドルにとっての2年は、めっちゃ大きい。時代が終わっちゃう」と柴田ならではの視点で語ると、和田も「そうですね…」と同意した。

■EXITが推される理由を自己分析!りんたろー。「オリジナリティ」兼近大樹「芸人がダサいと思うことをあえてやる」

また、番組の後半では、自分の親が自己啓発やスピリチュアル、陰謀論などにハマってしまった時、子どもはどうするべきか?について、苦悩する当事者をゲストに迎えて考えた。

りんたろー。は「相手が親だと大変。説得したくても、自分が“敵”に見られてしまったら相当難しい」とし、兼近は「非科学的なものを信じたい人は一定数いる。だけど、家族がそういうものにハマりだしたら、『俺は絶対にこうだと思う!』と言う。それで意見がぶつかったら、『好きにしよっか』と引いてみる」とコメントした。

立正大学の西田公昭が「このような親を持つ多くの人は、迎合しているフリをして、心の中では否定している。親だけに関係を壊したくない気持ちがある」と話し、パックンは「放置するわけにもいかないだろう。自分の親がそうなったらどうする?」と、EXITの2人に問いかけると、兼近は「見守って少しずつ矯正していくかな。『あの人はこう言っているのに、あなたはそれができないんだ』となると、その瞬間から“敵”になる。敵になると、すべて信じてもらえなくなる。多少信頼を得つつ、行き過ぎないように牽制するしかないと思う」とコメント。一方、りんたろー。は「何にハマったら止めなければならないかどうかの判断基準は、人に迷惑をかけちゃダメということなのでは?と思った。例えばEXITにハマっていて、兼近の著書『むき出し』を100冊買って破産して家族に迷惑をかけたとしたらダメなわけで…」と笑いを交えながら、判断基準を明かした。

一方で、ファンによるアイドルやキャラクターなどの応援活動を意味する「推し活」が、新語・流行語大賞にノミネートされ、話題になる中、何かに熱中することが人生に彩りを与えるのは?と、ポジティブな面からもこのテーマを議論しました。パックンがEXITの2人に、「熱狂的にハマらせることができる芸能人と、そうじゃない人って何が違う?」と質問すると、りんたろー。は「芸人界の中では、オリジナリティがあるか方だと思う」と回答し、兼近は「芸人が“ダサい”とか“面白くない”と思うことをあえてやろう!と思って僕たちはコンビを組んでいる。そういう意味では、他の芸人とは絶対的に違うかな」と分析した。お笑い評論家のラリー遠田による、EXITの人気の秘訣について「ファッション関係の仕事や、派手なライブ演出によって、アイドルやアーティストのような人気を集めていて、これまでアイドルやアーティストを応援していた一般層まで虜にしているのでは」という分析が紹介されると、りんたろー。は「あえてやっていることなので、嬉しい」と照れながらコメントし、兼近は「本当にその通り。こういうことをやると、お笑い界からはハブられる可能性がある。そうならないように、お笑い界にもアプローチしている」と明かした。

本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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