ミニ新幹線「かもめ」 大村工高生6人が製作 子ども向け乗車イベントで披露

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生徒たちが製作した「かもめ」を模したミニ新幹線=大村工業高

 来年秋の九州新幹線長崎ルートの暫定開業を盛り上げようと、長崎県立大村工業高(大村市森園町、北島弘明校長)機械システム科3年の生徒6人が、同ルートで導入される列車「かもめ」を模したミニ新幹線を製作。子どもを4人まで乗せて走ることができ、28日に同市の森園公園で開かれるイベントでお披露目する。
 同校3年生が取り組む課題研究の一環。「モノづくりでふるさと大村に恩返し」をテーマに4月から活動を開始し、授業や放課後の時間を利用して製作に取り組んできた。
 ミニ新幹線は3両編成で全長約4メートル。壊れた電動車いす「セニアカー」を修復、改造して動くようにしており、車両のフレームは生徒が溶接して製作。「曲線部分の表現が難しかった」という新幹線前方部分は、FRP(繊維強化プラスチック)を発泡スチロールの型で成形し、パテを塗って形を整えた。クラクションなどのボタンの配線もつなぎ替え、列車発車のベルやアナウンス、走行音を出せる仕組みを組み込むなど、工業高校ならではのこだわりを詰め込んだ。
 25日は完成したボディーなどを取り付けた形で、初めて試験走行を実施。最大時速は6キロと早歩きくらいの速度だが、生徒3人を乗せてもスムーズに走っていた。川添友也さん(18)は「乗り心地も想定以上に良かった。たくさんの子どもたちに乗ってもらい、楽しんでほしい」と話した。
 28日は森園公園で開かれる「MORIZONO COLOR」会場内で、午前11時から午後5時ごろまで子どもを対象とした無料の乗車イベントを実施する。