メッシではなくレヴァンドフスキがバロンドールを受賞すべき理由

2年ぶりに授与されるバロンドール。有力候補はリオネル・メッシ、ジョルジーニョ、ロベルト・レヴァンドフスキとされている。

そうしたなか、『Eurosport』は「メッシやジョルジーニョではなく、レヴァンドフスキがバロンドールにふわさしい理由」という記事を伝えた。その内容を抜粋してみる。

Eurosport

「ポーランド代表のキャプテンは今年にも入っても2020年の好調をキープしている。この賞にふさわしい素晴らしい偉業を成し遂げてきた。

ブンデスリーガ29試合で41ゴールを決めて、ゲルト・ミュラー氏が49年間保持していた記録を打破。欧州クラブでプレーする全選手のなかで得点王になった。

また、バイエルンでの19試合連続得点というとんでもない記録も打ち立てた。

彼が今年のバロドールを争う最大のライバルはリオネル・メッシだ。彼も素晴らしかった、この夏にはアルゼンチン代表としてコパ・アメリカ優勝を成し遂げた。

メッシがレヴァンドフスキと張り合える大きな理由は、この国際タイトルだ。

ただ、個人ではレヴァンドフスキのほうがいいシーズンを送っており、もし彼ではなくメッシが選ばれたら、メッシ自身も驚くだろう。

近年は、最高に活躍した個人よりも、最も成功したチームの一員である選手にバロンドールが授与されてきた。CLで優勝し、クロアチア代表としてW杯決勝に進出したルカ・モドリッチが受賞した2018年のように。

その理由からすると、イタリア代表MFジョルジーニョもレヴァンドフスキのライバルになる。

チェルシーでCL優勝を成し遂げた彼は、今夏のEUROでも優勝を飾った。UEFAスーパーカップも制した後には、レヴァンドフスキを差し置き、UEFA欧州最優秀選手賞も授与されている。

だが、それでもレヴァンドフスキに挑むには不十分であるべきだ」

「彼は欧州クラブの得点王であるだけでなく、代表でも11試合で9ゴールを決めているからだ(EUROで3ゴール)。

レヴァンドフスキが代表では強豪国でプレーしていないことが、ネガティブな影響を与えるのは確かだ。彼自身もそれを懸念している。

ただ、今季もCL出場100試合で81ゴールという(メッシもロナウドも)成し遂げたことがない記録を達成。彼はゴールマシンであり、非常に稀なクオリティを持っている。

ただし、33歳という年齢は、今後の受賞のチャンスがあまりないことを意味している。

彼のようなクオリティの高い選手が、バロンドールを手にすることができないなら、それは茶番だ。

11月28日の授与式でレヴァンドフスキの名が呼ばれることなれば、この2シーズンに渡ってサッカー界を支配してきた男にとって、大きな正義になるだろう」

昨季ならば間違いなく受賞していたはずのレヴァンドフスキ。

【動画】香川真司、レヴァンドフスキへの優しすぎるアシストシーン

ベルギー代表ケヴィン・デブライネは彼への授与を推しているが、果たして。

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